今回は「足首にできる滑液包炎」です。最近患者さんで増加しています。
滑液包炎??
なんか難しそう( 一一)
という方に知ってもらおうと思います。
足首にできる滑液包炎とは主にはくるぶし周辺がピンポン球が入っているように腫れ、それを触ると「ぷにゅぷにゅ」とした弾力を感じるものです。
これは足首周辺に水がたまっている状態です。
足首に水がたまっている症状とは
足首が腫れ、その腫れを触ってみると「ぷにゅぷゅに」と柔らかい感触があり、その腫れは、赤くはなく、そのままコブができている様な感じの症状です。
足首に水がたまってしまうと、その溜まった水が神経を圧迫し、痛みが感じます。
「滑液包」と呼ばれる平らな袋が、くるぶしの辺りにあるのですが、
そこが、外部からの圧迫で、炎症を起こし、水を溜めてしまう症状です。
「滑液包」は、皮膚・筋肉・腱・靭帯 等と、骨が擦れる部分に位置しており、この袋の中に含まれる、少量の液体が「滑液」で、骨と各部位との摩擦を減らし、関節をスムーズに動かす機能をもっています。
「滑液」は非常に微量ですが、怪我や使い過ぎなどによって炎症を起こすと、増加し、腫れと痛みを引き起こします。片方の足になることが多いのも特徴です。
また、「滑液包炎」は時間の経過と共に、自然治癒することも多いですが、腫れたり治ったりを繰り返すこともあります。
足首に水がたまる原因には、何が有るのか?
一番多いのは「姿勢」です。
関節や筋肉がいい状態であれば体にかかる負担が分散される仕組みになっていますが偏った体の使い方をすることで体のバランスが崩れてしまい足首付近に負担を与えてしまうのが原因なのです。
特に立ち仕事の方に多く、ほとんどの方が膝の悩みを抱えていますね。
改善法は?
改善法としてはクリニックなどで注射器で水を抜く方法がありますが、当院では足首の調整、膝の調整、体のバランス調整を行うことで炎症を抑えて水が体に吸収しやすくなるようにしています。
腫れを繰り返す方は歩き方などを指導して足にかかる負担を軽減させることでいい結果が得られています。
これくらい大丈夫と思ってしまうのが滑液包炎の怖いところでもありますので症状が軽いうちにぜひ治療されることをおすすめします(^^)/
まれにですが細菌感染の場合もありますので症状に気を付けましょうね!