いつもブログを見ていただきありがとうございます。
少しの間膝関節シリーズで投稿します。
膝関節でみなさんよく聞くのが、「半月板」という言葉だと思います。
スポーツ選手であれば膝関節の手術の中でもトップ3に入ってくるようなメジャーな存在が半月板です。
でも、半月板の役割をみなさんはご存じですか?
半月板には役割が4つあるといわれています。
専門的には①関節の適合性をよくする②関節内圧を均等化する③滑液を分散させる④クッション
①~③については膝関節を安定させるという風に考えていただいたらいいです。④はその名の通り体重・衝撃を和らげるクッションの役割をします。
半月板は膝関節の内側と外側にあります。軟骨(繊維性)で作られていて周辺3分の1しか血流がないので血流が少ないところで損傷すると修復・再生が難しいといわれています。
また、半月板は年齢とともに薄くなったり、弾力性が低下して機能自体が低下しますし、スポーツ・職業などで使用頻度が多くなると摩耗していきます。
損傷すると膝関節の屈伸に影響します。そして、膝関節の間に挟まったりするとロッキングという曲げ伸ばしができなくなることもあります。
半月板をとってしまうと変形性膝関節症に移行するスピードが早くなりますので保存療法を選択することが多いですが、ロッキングが起こると手術を考えてもいいかと思います。
そこにいくまでにできることはたくさんありますし、うまく付き合うことができるものですので手術などは最後に考えるのがいいでしょう。
半月板損傷は着地などで突発的に起こるものもありますが徐々に負担がかかって小さな力で起こってしまうものもあります。
小さな力で起こってしまう方は筋肉を緩めて関節の正常な動きを取り戻すことで防ぐことができますので体のケアをしてもらえたらうれしいなと思います。
外からは見えませんが半月板を大切にしましょう