椎間板ヘルニアの特徴
人口の約1%がこの腰椎椎間板ヘルニアに悩んでいるという報告もあり、男女比はやや男性の方が多く(約2〜3:1)、好発年齢は20〜40才代、好発部位はL4-L5、L5-S1(※)とされています(腰の4番目と5番目、腰の5番目とその下の骨盤との間)
(※ L=腰椎 S=仙椎)
腰椎椎間板ヘルニア|症状 の3段階(レベル)
腰椎椎間板ヘルニアでは、椎間板の変性などの度合いによって症状を分けることが出来ます。
具体的は以下のようなレベル、段階があります。
1 , 軽症のレベル
椎間板が飛び出しても神経を圧迫するほどではない段階です。この時には、症状は腰痛のみなど軽い症状が見られます。
2 , 中等度のレベル
飛び出した椎間板が脊髄や神経根を圧迫するまでになると、お尻の痛みや下肢の痛み・しびれといった知覚障害が生じてきます。
3 , 重症のレベル
椎間板ヘルニアが重症化すると、筋力低下をきたし歩行障害も呈するようになります。また、排尿困難や排便困難などの膀胱直腸障害や種々の症状も現れます。
また、腰の骨の上なのか下なのかでも症状が違います
上位腰椎での椎間板ヘルニアの場合
しびれや痛みを太ももの内側から前にかけて感じることが多いです。膝より下に症状を感じることはほとんどありません。
膝を伸ばすための筋肉(大腿四頭筋)の筋力の低下を起こし、膝崩れ(膝がガクッとなる現象)を起こしやすくなる場合があります。
下位腰椎での椎間板ヘルニアの場合
上位腰椎とくらべて、下位腰椎のほうがヘルニアを起こすことが多いです。
しびれや痛みを太ももの外側や後ろ側、すねの前や外側に感じることが多いです。足の指や足裏にも感じることがあります。
お尻のまわりの筋肉(殿筋)の筋力の低下を起こし、歩き方が不安定になる場合があります(お尻が揺れるような歩き方になる)。
足首の筋力や膝を曲げるための筋力が低下することで、つまずきやすくなる場合もあります。
このように
腰のどの位置で神経の圧迫が起きているかによっても症状が変わってきます
しかし、椎間板ヘルニアになったから
ヘルニアか、、、
もう治らない、、、
悪化するしかないか、、、
手術しかないの、、、
と悲観にならないようにしましょう!
特に、1・2・3の分類によりの中で
1と2は手術を必要としないケースが多くあります
そのままにしてもなかなかよくなりませんが
こういう時こそ、整体の活躍できるところ
腰にかかる負担を減らすことで
椎間板ヘルニアの影響ででている症状をとっていきます
ヘルニアになっているところを外から力を加えることで元に戻すのはできませんが
症状をとることはまた別の話で可能なことです
病名を聞くと
「もうダメかも、、、」
と思ってしまいがちですが
ヘルニアになっていても、症状が出ていない人はたくさんいますし
回復する人もたくさんいます
自分だけで考えず、お困りの症状のことはご相談くださいね😁