10代に起こりやすい腰椎分離症
腰椎分離症は腰の骨の椎弓(ついきゅう)と呼ばれる部分の疲労骨折です
疲労骨折というぐらいですから
金属疲労で固い金属が折れてしまうように
骨に対して何度も同じ動作で負荷がかかることで骨折を起こします
小学校高学年~大学進学時の成長期のスポーツをしている期間に起こりやすく
腰椎分離症は男女比で2:1と男子に起こりやすいです。
スポーツの種類は野球、サッカー、ラグビー、バスケットボール、ハンドボール、柔道、体操、ウェイトリフティングなど、頻繁に身体をかがめたり、腰を回旋させる動作(左右に回す、ひねる)をする競技に多く見られます
症状は腰痛が強くなり、かがむことも難しくなります
特にスポーツ時の動きで痛みが強くなることもあり、練習の中断をすることもしばしばあります。
病院での治療
一般的には整形外科でレントゲンを撮り
疲労骨折が発覚すると
スポーツの中止、コルセットをして
約3ヶ月安静にすることを勧められます
いち鍼灸整骨院での治療
いち鍼灸整骨院では
痛みの軽減と早期復帰を目指して安静にしつつも、筋肉・関節を動かして
「なぜ腰に負担が集中したのか?」
「他に固くなっている筋肉や関節はないのか?」
を検査しながら、施術をすすめていきます
太もも裏(ハムストリング)を緩めましょう
と整形外科で指導を受けることが多いのですが
問題が起こっているのは、太もも裏だけではありません
背骨や股関節、足首の柔軟性を確認するのも必須です
分離症では、背骨・股関節・足首に何かしらの問題が起こっています。
分離症になった本人は固いかな?くらいで気にしていない人がほとんどですけどね😅
分離症を経験した方へ
分離症になる子は、そもそもスポーツを頑張ってる子に起きやすいので
体に痛みや違和感がないか
本人だけでなく、周りの指導者や親が少し気にかけてあげることも必要です
改めて
早く良くなるためには
その時その時に、どんなことをしていくのかが大切!
ケガは自分の体の弱いところ、働きすぎている部分、働いてない部分に起こります
大きいケガをして、パフォーマンスが下がってしまうのではなく
これを機に改善、改良して
よりいい動きができるようにしていきたいですね✨